サッカー日本代表候補合宿は17日午後から千葉県内で初日の練習を行う。

練習前に神戸FW武藤嘉紀(29)がオンライン取材に応じた。アジア杯以来、約3年ぶりの招集。「どのサッカー選手にとっても、代表は特別。自分自身、そういった気持ちは1度も忘れたことがない。だからこそ、日本に復帰したとき、もう1度、日本代表に戻るという強いビジョンを胸に秘めていた。そこが、今回、しっかりとかたちとなって結果として出たのは非常にうれしく思います」と話した。

昨夏、欧州から6年ぶりのJリーグに復帰した。ワールドカップ(W杯)ロシア大会では日本代表に名を連ねるも、出場機会は少なく、結果も不完全燃焼で終わっていた。

以降、フィジカル面では「脱力」を掲げ、強さだけでなくしなやかさを身に付けるフィジカルトレーニングに取り組んだ。プレー面では「アシストを増やせばより怖い選手になる」とアシストにも意識を向け、プレーの幅も広げた。

W杯カタール大会まであと10カ月だが「前回大会は、自分自身、悔しい思いをしたので。それはW杯でしか晴らせない。まずは、やることをしっかりやって、選んでいただけるように、いいパフォーマンスを継続することが大事」。カタールへの道を切りひらく。