7大会連続ワールドカップ(W杯)出場を決めたB組首位の日本代表が、最下位ベトナムと対戦し1-1の引き分けに終わった。森保一監督は、24日のオーストラリア戦から先発を9人入れ替えて臨んだが、前半はベトナムの堅い守りに大苦戦。後半頭からMF伊東純也ら、最終予選の先発組を投入し攻撃のリズムをつくるも、勝ち越すまではいかなかった。

【W杯予選】吉田麻也同点弾も手痛いドロー 森保ジャパン7勝1分け2敗/ベトナム戦ライブ詳細>>

試合後の森保監督の主な一問一答は以下の通り。

-競争心にあふれていたが裏目に出た部分があったと思う。先発の入れ替え、試してどうご覧になっていたか

森保監督 練習の時から意欲的に準備してくれていた。試合の中でも自分の良さを発揮すること、積極的にトライはしてくれていたが、なかなか互いのプレーのイメージを合わせることが出来なくてという部分では難しい状況が続いたと思っている。後半に入って、いわゆる、これまでスタートで出ていた選手に関しては、試合の中で違いを見せてくれていた。練習時間が短い中、評価するのは難しい。

-失点場面。ファーが空いてしまった。マークの整理は

マークの整理自体はできていて問題はなかったが。我々が陣形を組んでいて、その部分では彼らがデザインされた者を出してきた。対応力で今日の反省を生かして取り組んでいきたい。マークを外すことなく対策をしないといけない。

-得た教訓は

森保監督 まずはもっと、だれが出てもチーム全体として相手に隙を突かれないように、我々がやろうとすることをよりスムーズに発揮できるよう、選手層の幅を広げないといけない。スタートで出た選手は、最終予選では出場機会がない中、我慢強くチームのために頑張ってくれていたが、チームとして機能する部分においては難しい部分もあった。6月から親善試合をする。もう1度、選手層の底上げをする部分をやっていきたい。

-今後、本大会に向けて新しい選手を入れるのか

森保監督 新しい選手を入れるありきではないが、選手たちの日常をしっかりスタッフ全体でチェックをしながらより状態のいい選手、力のある選手を選んでいきたいと思います。これまでの活動を踏まえて、総合的に判断していきたい。競争は当たり前の世界。常に所属チームのために、勝たせる存在であってほしいし存在感を発揮してほしい。自分もこれまで通り、1戦1戦、道が途絶える覚悟でやっていかないといけないと感じた。

-今日の結果によって抽選のポット3が確実だと思うが、監督の覚悟は

森保監督 W杯に出てくるチームはすべて強豪。ベスト8以上の目標においては、ポットは結果を保証してくれるものではない。常にレベルアップすること、どんな強豪と戦っても勝利に結びつけられるようにということを考えて強化をしていきたい。