東アジアE-1選手権の日本代表GK鈴木彩艶(19)が、所属の浦和レッズでの出場に強い意欲をみせた。19日の香港戦で代表デビュー。無失点での勝利に貢献した。パリオリンピック(五輪)世代で、東京五輪代表候補にも“飛び級”で選出され、世代別代表では主力を担う。ただ、浦和ではリーグ戦の出場はゼロ。日本代表経験を持つベテランGK西川周作(36)の壁は高い。

鈴木は西川の存在に「ゲームを通してクロスに出る出ないの判断、シュートのポジショニング、すべてにおいて学ぶ部分が多い」と敬意を表する。ともに練習できる環境に感謝する一方で「そういった選手を超えたときに、もっと成長すると感じる」と闘志を燃やす。「(浦和で)出られていないのは悔しさがある。ここで選ばれたからには、ここで勝負して、チームに帰ったら試合に出られるように全力を尽くしたい」と代表の経験をいかす覚悟を口にした。