試合中に観客席で急病人が出たため、一時中断の緊急措置がとられた。ゴール裏のC大阪サポーター席にいた男性だといい、救急搬送時には意識はあったという。

試合が止まったのは、横浜が1-0とリードしていた前半24分ごろ。

C大阪の元韓国代表GKキム・ジンヒョン(36)が、背後にあるC大阪サポーター席から「(急病人が出て)危ないから(試合を)止めてくれという、みなさんの声があった」とし、笠原寛貴主審(35)や関係者に伝え、試合は数分間止まった。

C大阪の説明によると、試合が止まる数分前に、気分が悪くなった男性が観客席で倒れ込み、聞きつけた会場担当の医師らが対応。そしてキム・ジンヒョンの対応で試合が止まり、さらにC大阪のチーム医師らがスタンドに入り、対応したという。

場内アナウンスでは「急病人の方がでられたため、一時試合を中断させていただきます」と放送された。クラブによると、試合の中断は約2分間だったという。

この試合でJリーグ通算500試合(J1=386、J2=113、J3=1試合)出場の大台に到達したキム・ジンヒョンは「(倒れた男性を)見た感じでは、意識はあったのでよかった」とし、500試合出場には「やはり、サポーターのみなさんに支えられていると感じた」という。

この日の守護神は試合でのファインセーブに加え、急病人のための迅速な対応も光った。

【J1スコア速報】はこちら>>