ファンを振り向かせる。東アジアE-1選手権で活動中の日本代表は25日、優勝をかけた27日の最終戦・対韓国(豊田ス)に向けて愛知・豊田市内で調整した。地元クラブのFW相馬勇紀(25=名古屋)は闘志むき出しに、日韓戦を待ち望んだ。24日の中国戦は、U-23主体の相手に屈辱の引き分け。韓国戦で引き分け以下なら優勝を逃す。観客数も少なく、注目度も低い中、PSG熱にも負けない戦いを演じる。
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横内コーチの厳しい声が響いた。「(相馬)勇紀。休まない。韓国は、サイドから来るよ」。自戒の念を込めるように、相馬はうなずいた。代表練習のミニゲーム。左サイドに入った相馬は、気合を入れ直すと、マッチアップしたDF大南との攻防で、激しい体の寄せを見せた。横内コーチの声が、また響いた。「そうだよ。勇紀」。その奥で、森保監督はじーっと練習の様子を見つめた。
次戦は、27日韓国戦。勝利すれば、優勝が決まるが、引き分け以下だと優勝を逃す。前回19年大会は、0-1で敗れてタイトルを逃した。その試合に途中出場した相馬は「球際が強くて、全員がフィジカルも高かった。今年もそうだと思う」と警戒心を強めた。
プロであり、日の丸を背負う。誰もが着られるユニホームではない。前夜はU-23主体の中国に、まさかの引き分け。13年以来、4大会ぶりの優勝へ向けて、まして日韓戦での敗北は許されない。相馬は「勝ちたいというか、勝てるという気持ち、絶対にたたくという心の準備は出来ている」と、力強く言った。来日中のパリ・サンジェルマンの人気がすさまじい中で、強く、楽しい日本代表を見せる。【栗田尚樹】

