U-20サッカー女子日本代表が29日、連覇を目指すU-20W杯(8月10~28日、コスタリカ)へ向けて意気込みを語った。

同代表はこの日の夜に、直前キャンプ地のリベリアへ向けて出発予定。チームを率いる池田太監督(51)は「世界で繰り広げられているサッカー、いつもやっているタイプと違う相手、戦い方。W杯という大会の中でスポーツの素晴らしさも感じて欲しい」と話した。

なでしこジャパンと兼任する指揮官は、E-1選手権での戦いを26日に終えたばかり。連覇の喜びの余韻も残る中で「次はこのグループで世界を相手に戦いが出来る、喜びというか期待感で準備をしてました」と切り替えた。

18年フランス大会で日本は池田監督のもと、決勝でスペインに勝利し優勝。前々回も3位に入るなど好成績を残している。優勝メンバーのMF宮沢、長野ら、現在のなでしこジャパンで主力として活躍する選手も多い。

20年大会はコロナ禍で中止となったため、連覇を目指す。昨季のWEリーグでルーキーながら4得点を挙げたFW藤野あおば(18=日テレ東京V)は「自分の力が海外でどれだけ通用するか楽しみ。その中でも自分の全力を尽くして、チームのためにやっていけたら」と大舞台を心待ち。アグレッシブに攻撃を仕掛けるチームのカラーを前面に出し、世界に挑む。