日本代表の森保一監督(53)が16日に取材対応し、プレミアリーグのブライトンでリーグ戦デビューを果たしたMF三笘薫(25)を高く評価した。

13日のニューカッスル戦に途中出場すると、得意のドリブルから得点機を演出するなど高いパフォーマンスを見せた。指揮官は「短い時間だったが、彼の攻撃のよさ、個で突破できるチャンスに結びつけられるところは、与えられた時間でアピールできたと思う。彼の特徴を認識してもらえるプレーになったのでは」と語り「もうちょっとで得点でしたけど惜しかった。次に期待しましょう」と続ける表情には笑みも浮かんだ。

三笘は昨夏の東京五輪にも出場。その後A代表にステップアップし、W杯出場を決めた3月のオーストラリア戦では途中出場から2得点と一気に覚醒した。主戦場の左サイドは主にMF南野拓実(モナコ)が先発となっているが、途中出場で相手に脅威を与える役割としては大きな武器になっている。指揮官は「チームで監督からまず信頼を勝ち取るには、どんな時間であれ特徴を発揮することと、チームを勝たせること、攻撃であれ守備であれ存在感を発揮することが大切。『俺はこれができる』というのを見せることができた。期待ですね」と、かさねて今後のさらなる躍進へ期待を込めた。