サッカーの元ブラジル代表で母国をFIFAワールドカップ(W杯)で3度の優勝に導いた「王様」ペレさんが29日、サンパウロ市内の病院で死去した。82歳だった。

日本代表監督としてW杯カタール大会を指揮し、26年W杯米国・カナダ・メキシコ大会まで続投することが決まった森保一監督(54)が30日、日本サッカー協会通じ、ペレさんの追悼コメントを発表した。

森保監督のコメントは以下の通り。

「カタールでのワールドカップの際にブラジル代表チームがペレ氏の回復を願って、チームでメッセージを送っていたことは記憶に新しく、今でもブラジルのみならず多くの人々に愛された存在でした。サッカーを国際的なスポーツへと押し上げたのはペレ氏であることは間違いありません。そのプレーで世界中の人々を魅了し、私も間違いなくその1人でした。今、サッカーを生業にしている私にできることはサッカーの素晴らしさを伝え、多くの皆さまに夢や希望を与え、サッカーが日々の生活を明るく照らす存在となれるよう

に努めていきます。安らかにお眠りください」