FIFA女子ワールドカップ(W杯)で、日本代表なでしこジャパン(FIFAランキング11位)がザンビア戦(同77位)との初戦で最年少の藤野あおば(19=日テレ東京V)が存在感を発揮した。

前半7分にポスト直撃の強烈なミドルシュートがポストを放ち、後半にも決定的なヘディングシュートを放つなど、積極的にプレー。得点こそお預けとなったが、持ち味の推進力で、チームの攻撃をけん引した。

直前の親善試合、パナマ戦で日本代表MF久保建英から「藤野あおば選手、得意のドリブルを世界に見せつけてください。僕自身、W杯という舞台で成長することができました。夢の舞台でたくさんチャレンジして飛躍につなげてください。一緒に頑張っていきましょう」とメッセージを受けた。その言葉に後押しを受けたかのように、先制点のアシストを記録するなど、パナマ戦で代表初ゴールをあげたばかりとは思えないほど堂々とした働きをみせた。

おっとりとした語り口調の藤野だが、W杯メンバー発表直後の会見で、「大物ぶり」を披露していた。「メンバー発表をどこで見ていたか」との問いに対し、「発表は…今日はちょっと予定があったので、移動中で…歩きながら携帯の画面みて…」と明かし、爆笑をさらった。一世一代のメンバー発表を歩きながら見ていたという仰天発言に、同席していた先輩の植木理子からツッコミが入るも「ちょっと遅れそうだったので…。歩きながら見ていて…」と続けていた。

しかし、その後は「いつ呼ばれるかも、本当に呼んでもらえるかもわからなかったので、すごくドキドキしながらみていて、自分の名前が呼ばれた瞬間は、心臓の鼓動が外に聞こえるくらいドクドクしていた。それでも、全選手の発表が終わった後に、ここがゴールじゃないというか、ここから世界一を取るために、本当に思い描いてきた場所ですけど、そこで何をするかが本当に大切だと思っているので、本当に身が引き締まる思いでいっぱいです」と力強く語っていた。肝の据わった新星が大舞台で暴れ、チームを世界一に導く。

【女子W杯】なでしこ12年ぶり世界一奪還へ初戦ザンビア戦/ライブ速報