FW藤野あおば(19=日テレ東京V)が、日本代表なでしこジャパン(FIFAランキング11位)のFIFA女子ワールドカップ(W杯)最年少ゴールを挙げた。10代の得点も男女を通じて最年少、日本のW杯史上初の快挙となった。

コスタリカ(同36位)との第2戦も、初戦ザンビア戦に続いて先発。1-0の前半27分、右サイドからペナルティーエリアに進入しゴールライン際に切り込んで、角度のないところから右足でGKと右ポストの間の狭小スペースを射抜いた。

「やったぁ!」と喜ぶ姿が映像でとらえられると、日本で中継していたNHKBS1の解説、11年W杯ドイツ大会優勝メンバーのFW川澄奈穂美(新潟)も思わず「かわいい!」。仲間に祝福された後、しっかりベンチにも走って仲間たちと喜びを分かち合った。

19歳は第1戦で先制アシスト。さらにはチーム最多タイのシュート5本も放って目立ちはしたが、得点を奪えていなかっただけに、ようやくの初弾に笑みをはじけさせた。14日の壮行試合パナマ戦に続く国際Aマッチ通算2点目でリードを広げた。

そのパナマ戦では、中継局を通じて男子のA代表MF久保建英から「藤野あおば選手、得意のドリブルを世界に見せつけてください! 僕自身、W杯という舞台で成長することができました。夢の舞台でたくさんチャレンジして飛躍につなげてください。一緒に頑張っていきましょう!」とエールを送られた。期待に応えるドリブルからの得点で開幕2連勝に貢献した。

先月のメンバー発表会見では「1試合1点、取ることを目指して頑張りたい。3点は必ず取って帰ってこられるようにしたい」。まずは夢舞台1点目を、なでしこだけでなく、男子を含めても日本のW杯最年少という記録付きでマークした。

◆藤野(ふじの)あおば 2004年(平16)1月27日、東京・町田市生まれ。幼稚園の年長でサッカーを始める。7歳の時に見た11年W杯ドイツ大会の優勝に憧れ、南大沢FC、日テレ・メニーナ・セリアスから東京・十文字高を経て日テレ東京V入り。高卒1年目から17試合4得点の成績を残し、WEリーグ初年度の22年は優秀選手。同年のU-20W杯コスタリカ大会では日本の準優勝に貢献してA代表デビューもした。14日パナマ戦で国際Aマッチ10試合目にして初得点。座右の銘は「熟慮断行」。162センチ、56キロ。利き足は右、足のサイズは24・5センチ。血液型AB。

▼最年少得点 19歳のFW藤野が前半27分にゴールを決めた。10代選手のW杯での得点は男女を通じて日本初。これまでの女子の最年少得点記録はFW永里優季が07年中国大会の1次リーグ第2戦アルゼンチン戦でマークした20歳61日。男子はMF稲本潤一が02年日韓大会の1次リーグ初戦ベルギー戦で記録した22歳259日。

【女子W杯】なでしこジャパン2連勝なるか!コスタリカと激突/ライブ速報