なでしこジャパン(FIFAランキング11位)が1-2で強豪スウェーデン(同3位)に競り負け、2大会ぶりの4強進出はならなかった。2点を追う後半42分に途中出場のMF林穂之香(25=ウェストハム)が反撃のゴールを決めるなど池田太監督(52)の采配はさえたが、あと1歩及ばなかった。

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なでしこジャパンが来年のパリ・オリンピック(五輪)に向け、確かな手応えをつかんだ。

惜敗したスウェーデン戦で、22年のU-20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)で準優勝したMF藤野あおば(19=日テレ東京V)、MF浜野まいか(19=ハンマルビー)と10代の有望株がそろって出場。藤野はチームを引っ張る自覚、覚悟を示すシーンがあった。後半40分には先輩らと言葉を交わし、FKのキッカーを務めた。クロスバー直撃でゴールとはならなかったが、その流れから林の得点が生まれた。全試合に出場し、1得点2アシスト。チームの信頼を勝ち取り、世界と渡り合った。

肩の負傷の影響で別メニュー調整が続いた浜野も初出場を果たし、ロスタイムの約10分間プレー。昨年のU-20W杯で大会最優秀選手に輝いた新鋭は、ヒールキックなどで突破口を開こうとした。「自分のプレーをやり切れなかった」と泣きながらも前を向いた。来年のパリ五輪、27年W杯と戦いは続く。悔しさとともに得た確かな手応えを胸に、歩みを進める。