【ドーハ13日=佐藤成】サッカー日本代表(FIFAランキング17位)が14日、アジアカップ(杯)カタール大会の1次リーグ初戦で、元監督フィリップ・トルシエ氏(68)率いるベトナム代表(同94位)と対戦する。日本代表は、初戦に向けて当地で最終調整を行った。

大事な初戦で、層の厚い2列目に「フランス三銃士」が並ぶ可能性が高まった。フランスリーグで好調を維持するスタッド・ランスのMF伊東純也(30)とMF中村敬斗(23)、モナコのMF南野拓実(28)が、昨年10月のカナダ戦以来の2列目を形成する。

右サイドの伊東は「右でうまく崩して左で仕留める形ができれば」とクラブの後輩へゴールをプレゼントする。受ける左サイドの中村も「(伊東の)特徴はすごく理解しているつもり。伊東選手が突破してくれるので、本当に中に全エネルギー注いで僕が入っていくだけです」とうなずいた。

トップ下の南野も同じ絵を描いている。カナダ戦を振り返り「1回フランス組でプレーしたので、それぞれの選手の特長は理解しているつもり」。中村とはその時が初共演だったが「シュートのうまさ、ポジショニング、技術の高さはすごく感じた。相手にいたら脅威。代表で一緒にプレーして頼もしい選手」と絶賛。長年プレーしてきた伊東については「純也くんは言わなくても分かる」と話して好連係を予感させた。

【アジア杯】3大会ぶりV挑む森保ジャパン、初戦はトルシエ監督率いるベトナム戦/速報