【ドーハ13日=佐藤成】サッカー日本代表(FIFAランキング17位)が14日、アジアカップ(杯)カタール大会の1次リーグ初戦で、元監督フィリップ・トルシエ氏(68)率いるベトナム代表(同94位)と対戦する。日本代表は、初戦に向けて当地で最終調整を行った。

12日まで別メニュー調整が続いたDF中山雄太(26=ハダースフィールド)が試合前日にフル合流を果たした。負傷箇所については伏せたが、「徐々に上がってきて万全になってきているので大丈夫です」と言い切った。

左サイドバックの本職は1人だけ。CBとサイドバックをこなせる伊藤洋輝(シュツットガルト)との併用が予想される。「ヒロキがどう思ってるかわかんないすけど、1戦目出たから2戦目出ないという意識ではなくて、気持ち的には全部出る意識ですけど、お互いがそういった中で結果、併用して使われていくのであれば、それを受け入れなきゃいけないんですけど、気持ちとしてはやっぱり全部出るぐらいの気持ちで全員がいればいいんじゃないかなと思います」とフル回転する。

初のアジア杯。22年に今回と同じ地、カタールで開催されたFIFAワールドカップには、メンバー入りするも負傷で辞退した。「(試合に)出てこその選手としての価値だと思うので、もちろん、出ない状況もあるかもしれないんですけど、やっぱり多くの試合に出て、なおかつ優勝したチームの一員の選手っていうのは目標にしたいなと思います」。アジアの舞台で躍動し、悔しい思いを塗り替える。

【アジア杯】1次リーグ日程・結果と順位表