決勝トーナメント1回戦までの4試合で11得点を誇った日本の攻撃は、前半途中までは順調だった。28分にMF守田が左サイドで起点となり、上田にパスを通す。そのまま守田が前線に駆け上がって、相手3人に囲まれながら右足で先制のスーパーゴールを決めた。
「(パスを送った)上田選手が空いているのが見えたし、前にボールが入った後にいいサポート、いいタッチもできた。先制ゴールにつなげられて良かった」
しかし後半は一転、沈黙し続けた。イランに脅威を与えたのは、前戦まで2戦連発で計4得点の上田が頭でシュートを放った程度。切り札MF三笘の攻撃も左サイドで単発に終わった。
「自分の責任。1対1の部分、個のフィジカル、制空権…もっと自分と敵対した相手に勝っていかないといけない。そこの勝率が勝敗に大きく影響する」と守田。ボールを支配しても得点できない、厳しい現実をアジアで痛感させられた。