日本(FIFAランキング17位)がイラン(同21位)に1-2と逆転負けを喫し、4強入りもできず、敗退した。

MF三笘薫はけがを抱えたまま大会に入り、さあ、ここからというところで、戦いが終わってしまった。

この日は途中出場だったが、期待された決定的な働きはできなかった。

試合後は、次のように語った。

「セットプレーとかCKとかを中心に、相手に攻め込まれる場面が多くて、そこから自分たちの流れにもってこられればよかったが、相手の寄せもタフなところもあった。僕自身も流れを変えられなかった」

徐々に相手ペースになった部分を「(相手の攻撃に)受け身になったと思う。ロングボールを蹴ってくることに対し、寄せにいけなかった。セカンドボールの意識が強すぎて、引いてしまって、CKとか相手が狙っている得意なところを引き出してしまった。違った戦い方をしなければいけなかった」と悔やんだ。

圧倒的な突破力が武器だが、出し切れなかった。「ボールを持てば前進して、いくところは意識していたが、なかなかボールをもらえなかったところと、少ないボールをもらったところでも、アクセントになることはできなかった。やりきることは必要だった。そういうところを考えてやっていたがだめだった」と反省した。

その上で「W杯の時もそうだが、チームに貢献しきれていない事実は認めないといけない。タフに戦い続けている選手がいて、そこに自分自身、かかわれないというところでは、準備のところもそう、けがは仕方ないところはあったが、悔しい」と責任を口にした。

そして、「今日の相手に対して、特に(前戦)120分+PKを戦った相手に勝てないとなると、自分たちの実力は下であると認めないといけない。試合展開からしても受け身になったところあった。先制した後の戦い方はまだまだ課題はある。最後、延長戦もある中でチームとして何をすべきかというところを1人1人が一緒になって動いてたかというと、そうじゃなかったと思う。1つ1つの球際とか、そういうところのプレーに勝ちたい気持ち出ると思うが、そこで負けていたと受け止めないといけない」と、力不足を認めた。

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