パリを目指すU－23（23歳以下）日本代表が、五輪イヤー初戦で黒星を喫した。すでに五輪出場を決めているU－23マリ代表と対戦。開始2分にMF平河悠（23＝町田）が先制したが、その後は押し込まれて3連続失点。1－3で逆転負けした。

後半31分から途中出場したMF藤田譲瑠チマ（22＝シントトロイデン）はシュートを放つことの重要性を説いた。

試合開始直後に先手を取ったが、追加点を奪えずにひっくり返された。「結果の通りですけど、内容もそんなに良くなくて、取った後のボールを簡単に取られてしまうシーンが多かったですし、攻撃に関しても外回りになりすぎてしまって、なかなかシュートに持っていけないシーンが多く見られたので、そこは課題。少し無理やりでもいいから何本かシュートを打つ機会は必要だったかな」と反省を口にした。

アフリカ勢とは初対戦。前半、ベンチから戦況を見守りつつ「相手の瞬発力の差であったり、伸びのフィジカル的な差だったりっていうのはすごく多く見られた」と感じた。普段ベルギーで屈強な相手とも対峙（たいじ）する経験から「少し割り切る必要はあるとは思いますけど、そういった中で自分たちが日本代表として戦うのであれば、組織的に守備をするシーンだったり、攻撃のところでもいい関係、距離感を作りながら戦うことができればチャンスはある」とうなずいた。