日本サッカーの強化と育成を担う日本協会技術委員会が年明けから新体制となることが25日、分かった。育成担当技術委員長の小野剛氏(45)が、1月14日付で退任。後任には現技術委員の西村明宏氏(51)、吉田靖氏(49)らの昇格が濃厚となっている。強化担当技術委員長の原博実氏(51)は変わらない。

 コーチとして98年W杯フランス大会で岡田ジャパンを支えた小野氏は、広島監督などを歴任して06年に技術委員長に就任。ユース世代の強化において手腕を発揮してきた。今年10月の理事会で長年取り組んできた「リーグ環境の整備」が正式決定して退任を決意。日本協会理事も降りる。今後は国際サッカー連盟(FIFA)の仕事をこなしながら、テレビ解説など外からサッカーを見る予定。将来的には、監督としてのJ復帰も視野に入れている。