女子各年代の日本代表候補による合同合宿2日目は10日、和歌山県内で行われた。

 なでしこジャパン佐々木則夫監督(53)がMF宮間あや(27=岡山湯郷)の主将継続を示唆した。今合宿は現主将MF沢が右ふくらはぎ肉離れで辞退したため宮間が務めるが「W杯は沢でいい結果が出たけど、先を見据えて、ここで切り替えるのもありかも」と、29日開幕のアルガルベ杯(ポルトガル)や、ロンドン五輪でも宮間に任せる考えがあることを話した。宮間は驚きながらも「指名していただければ仕事をしっかりやるだけ。自分らしく」と前向きだった。以前から監督は「沢の後任は宮間に決めている」と話しており、アジア初制覇を成し遂げた一昨年の広州アジア大会では、大会限定で宮間を主将に任命している。「キャプテンどうこうでなく、チームメート全員が支え合うのがなでしこです」と“新主将”は笑顔を見せた。