リオデジャネイロ五輪アジア最終予選を兼ねるU-23(23歳以下)アジア選手権準々決勝日本-イラン戦の公式練習が21日、試合会場で行われた。16日のタイ戦で右の股関節に炎症を起こしたFW鈴木武蔵は別メニュー調整。開始25分で非公開となった後に一部合流したが、最後の10対10には参加しなかったという。

 母真理子さんが応援に来る一戦に出場できるか微妙な状況だが「いつも通りやるだけ。今は勝てる気しかしない」と話した。練習前には試合会場とは別のスタジアムで公式会見が行われた。手倉森監督は準々決勝が鬼門だと説明し「勝ち続けたチームじゃない分、開き直れる強みはある」と強調した。「延長120分まで見据えたい」と話したが、会見後に「相手監督がいたから120分と言っただけ。90分で仕留める準備はある」と自信を示した。会見中、イランのハクプル監督が観察するような動きを見せたことには「いらん(イラン?)視線だったな」とダジャレを飛ばす余裕も見せた。