J1残留に向け、磐田が今日6日のアウェー東京戦で第2ステージ初勝利を目指す。5日は磐田市内で最終調整。第1ステージは8位で終えたが、第2ステージに入って4分け2敗と未勝利で、通算勝ち点は27。年間順位は13位に沈んでいる。この状況を名波浩監督(43)は「尻に火がついている」と表現した上で、「1勝で激変はしないけど、次へのステップになる」と前向きに話した。

 前節柏戦(1-2)で、交代後にベンチ前でピッチにペットボトルを投げつけ、警告を受けたFWジェイ(34)はメンバー外になるもようだ。苦しい時期にエースFWを外すことは戦力ダウンだが、名波監督は規律を重んじ、代役でFW森島康仁(28)を起用する意向だ。森島の先発は、4月24日鳥栖戦(1-0)以来16試合ぶり今季2度目になるが、指揮官は「イレギュラーかもしれないが、(先発は森島が)自分でつかんだもの」と説明した。

 前線はMFアダイウトン(25)との2トップになる予定で、練習後に通訳を交えて話し合う様子も見られた。森島は「ここで点を取って、勝利できれば大きい。流れを変えられる」ときっぱり。ゴールと勝ち点3だけを狙う。【保坂恭子】