Jリーグのチャンピオンシップ(CS)決勝第2戦浦和戦(3日、埼玉)に臨む鹿島MF中村充孝(27)が、コロンビアで発生した航空機事故で亡くなった旧友に、勝利をささげることを誓った。

 11月30日、茨城・鹿島市内での練習後、10年の京都時代にチームメートだったDFチエゴ選手の死を知り、「ビックリだし、つらいです。今サッカーができている幸せが当たり前と思ってはいけないと感じた」。大会は違えど、同じ決勝を戦う中での訃報に、心を痛めた。

 当時を懐かしみ「プレーではフィジカルが強かった。性格も陽気だったし、日本人とふざけあったりすることも好きだった。あいつはもうサッカーができないし、あいつの分までCSで、やってやりたい」。第1戦では先発出場して0-1で敗れたため、逆転優勝には、第2戦で2点以上をとっての勝利が必要となる。