横浜F・マリノスのDF中沢佑二(39)が、フィールド選手としてはJ1歴代1位となる、139試合連続フル出場を達成した。今月で途切れた、浦和レッズMF阿部の記録に並んだ。

 センターバックのコンビを組む相棒が、ミロシュ・デゲネク、栗原勇蔵、パク・ジョンスと、毎試合替わりながら、3戦連続完封を飾った。「もちろん、自分のところでやられるのも嫌だけど、他の選手のところでもやられないようにする。自分がピッチに立っている意味は、そういうところだと思う」。中沢の的確なコーチングが、故障や代表招集でメンバーが替わっても、無失点に導いてきた。

 139試合連続フル出場については「気付いたらここまできた。今年終わった時にでも、話題になっていれば」と話し、新記録の懸かる次節も記録は意識せず、平常心で臨むことを誓った。

 エリク・モンバエルツ監督は「彼は今もまだ向上している。今日のパフォーマンスも素晴らしかった。マリノスというクラブにとっても、若い選手にとっても、日本にとっても模範となる選手。長いキャリアがもっと続くよう、我々もサポートしていきたい」と、今後も記録を継続させることを期待していた。