川崎フロンターレがMF阿部浩之(27)の2発などでヴィッセル神戸に快勝した。

 前半9分、MF中村憲剛(36)の浮き球の縦パスにFW小林悠(29)が抜けて受けると、シュートを選択せず阿部へマイナスパス。フリーの阿部がネットに流し込み先制した。同20分には、カウンターから中村がドリブル突破でゴールへ向かう。中村もシュートを打つと見せかけて阿部へ。阿部が左足を振り抜き追加点を奪った。阿部は14年の自身のシーズン最高得点に並ぶ今季7点目となった。

 後半23分、川崎フロンターレは阿部のクロスを小林が頭で合わせて3点目。小林の5月5日の第10節新潟戦以来、6試合ぶりの得点となった。

 後半36分、コーナーキックの流れからDF谷口彰悟(25)が頭で押し込み、さらにロスタイムに阿部のクロスを小林が押し込み大勝した。神戸は攻撃に迫力を欠き、得点を奪えず、12年以来、5年ぶりに3戦連続の無得点で3連敗となった。