浦和レッズは30日、ミハイロ・ペトロビッチ監督(59)の解任を発表した。堀孝史コーチ(49)が後任の監督を務める。

 今季浦和は暫定8位。29日にはアウェーで15位の札幌戦で0―2で敗戦するなど、今季は不振が続いていた。

 解任までの経緯は次のとおり。

◆6月25日 サガン鳥栖に1-2敗れ3連敗。16節目にして昨季の最終負け数に並ぶ6敗目を喫した。試合後「非常ベルが鳴っている。結果に対する責任は私にある」と危機感を口にした。

◆7月4日 サンフレッチェ広島の森保一監督の退任が発表されると「選手を10人変えるより、1人の監督を変える方がベター」「明日はわが身を心配しなければいけない仕事だ」と口にした。

◆5日 川崎フロンターレに1-4で完敗。8年ぶりの10試合連続失点で、リーグ戦折り返しながらも昨季の年間負け数を上回る7敗目となった。試合後、不満を募らせるサポーターに対し、ペトロビッチ監督が約1時間も対応する異例の事態に発展し、「次の新潟戦に勝って、連勝をスタートできなければ、私が最初にチームを離れる」と発言。山道守彦強化本部長は「(人事は)彼でなくクラブが決めること。(解任は)ありません。全力でサポートするだけ。それがすべてです」と話した。

◆9日 アルビレックス新潟に2-1で勝利。試合後「私は浦和を愛している。最後の一滴までクラブのために力をそそぐ」と話した。