前節まで3戦連続で先制しながら勝てなかった柏レイソルが、逆転で4戦ぶりの白星を挙げた。前半5分に先制を許したが、後半5分にFWクリスティアーノ(30)の絶妙アシストからFWディエゴ・オリヴェイラ(27)が同点ゴール。ヴィッセル神戸に退場者が出て1人少なくなると、後半27分にクリスティアーノ、同31分にDF中山雄太(20)が立て続けにミドルシュートを決めて3-1とし、6月25日のコンサドーレ札幌戦以来となる勝利を飾った。

 1ゴール1アシストのクリスティアーノは「シュートには自信があるし、練習もしている。アシストの場面は、ディエゴと2人でこうなったらいいなと話していた通りの展開になった。ディエゴにご飯でもおごってもらおうかな」と、ヒーローインタビューで陽気に話した。

 ダメ押しゴールに加え、元ドイツ代表FWポドルスキを無得点に抑えた中山は「(ポドルスキの利き足の)左足の脅威を防ごうとシンくん(DF中谷)と話していた。まだ、全力は出し切れていないと思うけど、ラインコントロールと駆け引きで動きは制限できると感じた。あと、イライラさせれば勝ちだと思っていた」と振り返った。事実、何度となく熱くなって、柏レイソルの選手に詰め寄っていたポドルスキは、20際の中山と21歳の中谷という若いセンターバックコンビの前に、ともに枠外のシュート2本に抑えられていた。