柏レイソルが0-0でサガン鳥栖と引き分けた。前半22分、決定的なピンチをしのぐと、後半は圧倒的に攻め込みながら、最後まで1点が遠く6戦ぶりに無得点に終わった。

 5日の前節ヴィッセル神戸戦で右膝前十字靱帯(じんたい)損傷などで全治8カ月と診断されたMF手塚康平に代わり、MF小林祐介(22)が3月18日の第4節ベガルタ仙台戦以来、約5カ月ぶりに先発。持ち前の守備力でピンチを未然に防いだ。

 後半22分には、その小林に代わり、FWハモン・ロペスが投入された。先発のFWクリスティアーノ、ディエゴ・オリヴェイラ、MFキム・ボギョンとの外国人カルテットで攻勢に出た。後半35分には、カウンターから俊足のFW伊東純也が相手DFを振り切り、1対1となったGKもかわしたが、勢い余って無人のゴールに流し込めず、シュートはゴール上を通過した。後半ロスタイムにはオリヴェイラ、キムが立て続けに2枚目の警告を受けて退場となり、最後は9人で戦った。

 それでも柏レイソルは6戦ぶりの完封を飾り、12勝3分け6敗とした。一方のサガン鳥栖は、今季初の3連勝を逃し8勝7分け6敗となった。