ジュビロ磐田に復帰したMF山田大記(28)が、実戦デビューした。2日、磐田市内の大久保グラウンドで行われたマルヤス岡崎(JFL)との練習試合に後半から出場。トップ下で45分間プレーし、全3得点に絡む活躍を見せた。

 山田の姿を見ようと、観客席には約750人が詰めかけた。同6分に追加点の起点を作ると同21分、中盤でボールを受けると絶妙なスルーパスを相手DFラインの裏に通し、MF松浦拓弥(28)の得点をアシスト。約3カ月間、実戦から遠ざかっていたが「思っていたよりも見える範囲が広くて、すんなり入ることができた。マツとのいいコンビネーションが出せてよかった」と振り返った。

 同43分にはスライディングでボールを奪うとそのまま前に出し、得点を演出。ドイツで培った強い球際を披露した。試合中には積極的に声を出し、指示する場面もあった。まだ練習に合流して3日だが「今まで試合はずっと見ていて、戦術は分かっている。攻撃の部分でチームを助けたい」と手応えをつかんだ様子。リーグ戦の出場については「決めるのは監督だけど、浦和戦(17日・エコパ)を目標にしている。間に合わせたい」と調整を続ける。