ヴィッセル神戸が吉田監督の就任3戦目で初白星を飾った。ガンバ大阪はGK東口、DF三浦、MF井手口の日本代表組が全員先発した。

 ルヴァン杯準々決勝から11日間で3度目の対戦。先制したのは神戸だった。前半18分、DF藤谷の右クロスを中央のFW渡辺が左足のアウトサイドで押し込んだ。主将の7試合ぶりゴールで勢いをつけた。

 後半に入っても神戸が攻め続ける。同10分、相手DFのクリアボールを拾ったMF大森が直接右足シュート。ゴール左に決まり、大きな追加点を奪った。

 対するG大阪は同19分に途中出場のFWファン・ウィジョがペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。キッカーのMF倉田がGKの逆を突いてゴール左に決めた。倉田は2試合連続得点で今季8点目。だが、長谷川監督が今季限りの退任を発表して最初の試合で勝つことはできなかった。