日本協会の岡田武史副会長(61)がオーナーを務めるFC今治の専用スタジアム「ありがとうサービス.夢スタジアム」のオープニングゲーム(JFL第2ステージ第7節)が10日、愛媛県今治市内で行われた。3億円強、1年3カ月かけて先月完成した新ホームにヴェルスパ大分を迎え、3-1で快勝。前磐田のMF上村が先制し、ポルトガル1部ポルティモネンセから獲得したFWブバが3点目を奪った。入場券は完売で、過去最多5241人を集めた。

 脳梗塞から復帰したラモス瑠偉チームアドバイザーがキックオフ球をドローンで受け取ったり、岡田氏と親交の深いEXILEのUSAや友近、その友人の水谷千重子が応援に駆けつけるなどイベントも盛りだくさん。岡田氏は「サッカーを知らない人でも、来れば笑顔になれる場所にしたい」と夢を膨らませた。昇格を目指すJ3への参入条件の1つ「ホームゲーム平均入場者数2000人以上」の達成には、残り5試合で1万4369人となった。