東京ヴェルディが、FWアラン・ピニェイロ(25)の今季14点目など3得点でFC町田ゼルビアに圧勝し、5戦ぶりの白星を挙げた。

 前半12分、東京Vがオウンゴールで先制した。FW安在和樹が右サイドにパスを出すと、フリーで抜け出したピニェイロがシュート。すると、クリアしようとファーサイドに飛び込んだ、町田DF大谷尚輝(22)の右足にボールが当たり、そのままゴールに吸い込まれた。

 前半23分、東京Vが2点目を決めた。MF高木善朗が左から右にサイドチェンジしたボールを、安在が中央に折り返すと、ピニェイロが右足の内側で直接合わせて決めた。

 東京Vは後半に入っても攻勢を続けた。8分に右CKを、ファーサイドで待ち受けたDF畠中槙之輔(22)が頭で押し込み3-0。ドリブルで町田陣内をえぐり続け、両サイドを起点に中央に決定的なパスを何本も通すなど、自分たちのリズムで攻め続けた。

 一方、町田は後半30分、途中出場のFW遠藤純輝(22)が左足でゴールを決め1点を返した。1月にFC岐阜から加入し、町田での初ゴールだった。終了間際にも町田が押し返したが、得点を決めることは出来なかった。

 12年からスタートした、東京を本拠地とした東京V対町田の「東京クラシック」は、4-2で勝った6月のアウェー戦に続き東京Vが制した。