4位の横浜F・マリノスが、背水の陣でリーグ戦5年ぶりの鹿島アントラーズ戦勝利を狙う。明日21日の鹿島戦は、負ければ4試合を残して優勝の可能性が消滅。そんな中、19日はチーム最多10得点のFWウーゴ・ヴィエイラが、右膝の治療のため、ポルトガルに帰国。主将でエースのMF斎藤、DF金井、松原と主力が相次いで戦線離脱し、苦しい台所事情でヤマ場を迎えることになる。

 この日の紅白戦形式の練習で主力組に入り、今季リーグ戦初先発が有力なDF下平は「負けたら数字上、優勝がなくなるので、もちろん勝たないといけない」と、満を持しての出番に向け力を込めた。DF中沢も「鹿島に独走させるわけにはいかない」と、1度もJ2経験がない両チームの対決だからこそ燃えていた。