清水エスパルスのヤン・ヨンソン新監督(57)が今日27日、就任後初の練習試合に臨む。26日は、清水三保グラウンドで約1時間半の練習を行った。11対11の実戦形式の練習に加え、セットプレーの守備に着手。マークに付く際の体の向きや、動きだすタイミングなどを入念に確認した。

 練習試合は「全員のプレーを見られるいい機会なので」と、対戦相手の東海選抜(大学)と話し合った上で、通常よりも多い45分×3本に設定した。ケガ人を除く、全員を起用する予定だ。メンバーの固定はせず「組み合わせは考えないで、(主力とサブを)ミックスして見ていきたい」。15日の始動から、攻守で新たな戦術に取り組んでおり「練習してきた守備面も攻撃の形も見たい。しっかりパフォーマンスしてほしい。積み重ねることで、いい結果が得られる」と選手のアピールに期待していた。【保坂恭子】