柏レイソルが、大宮アルディージャから移籍のFW瀬川祐輔(23)の初ゴールなど後半の4発で、J2ジェフユナイテッド千葉との千葉ダービーに大勝した。

 スコアレスで迎えた後半開始27秒、柏が先制した。早いリスタートで千葉の虚を突くと、左から仕掛けたFW伊東純也(24)が中央に送ったパスを、FWクリスティアーノ(31)が右足で押し込んだ。クリスティアーノは靴磨きポーズからのヒゲダンスで、ゴール裏の柏サポーターにアピールした。

 後半30分、柏が追加点を挙げた。同23分に途中出場の瀬川が、右サイドライン近くで伊東のパスを受けると、GKロドリゲスの頭上を抜きファーサイドに蹴りこむ技ありゴールを決めた。そして後半40分、ペナルティーエリア内に切り込んだ伊東が、巧みな切り返しから3点目を決めた。

 千葉は1分後の同41分、右サイドを突破したDF溝渕雄志(23)のシュートを、柏の日本代表GK中村航輔(22)が弾いたこぼれ球を、途中出場のFW指宿洋史(26)が押し込み1点を返した。

 そして後半ロスタイム4分、柏がダメ押しとなる4点目を決めた。伊東が快足を生かして右サイドを突破し、ファーサイドに折り返すと、フリーで走り込んだFWハモン・ロペスが落ち着いて流し込み4-1。柏が大勝し、昨年に続く連勝で通算成績を15勝8敗とした。