FC東京が13日、都内の明治神宮で必勝祈願し、新人FW原大智(18)が大いなる刺激に奮い立った。前夜、平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)のフリースタイルスキー男子モーグルで原大智が銅メダルを獲得。メダリストは「だいち」で、こちらは「たいち」と読みは違うが、同じ東京生まれのアスリート。「他の人より親近感があって、とてもうれしかった。LINEで『おめでとう』って結構来ました」と笑った。

 東京ユースから昇格した身長189センチのFWは、20年東京五輪世代で年代別代表の招集歴がある。2年半後にまた原大智というメダリストが誕生する可能性もあり、本人は「自分も五輪でメダルが取りたいと思いました」。同じタイミングでプロになったMF久保ばかりに注目が集まる状況も、同世代の堀島ばかりがメダル候補と騒がれた“本家”と似る。「得点という結果で(定位置争いに)勝たないと」。得点で争うのも同じ。雪上ではなく、ピッチ上の原大智にも注目だ。