ワールドカップ(W杯)ロシア大会出場を目指すガンバ大阪のMF倉田とDF三浦が、日本代表ハリルホジッチ監督が視察する今日3日の鹿島アントラーズ戦でアピールする。2日は大阪・吹田市内で非公開練習。2人は昨年3月から日本代表に継続的に招集されているが、今月末の日本代表欧州遠征前に絶好の機会が巡ってきた。倉田は「試合で勝つことが大事。自己中心にならずにチームプレーを心掛けたい」と引き締め、三浦も「一番のアピールになる」と勝利に導くことに集中する。

 開幕戦に敗れ、昨季から続くチームの公式戦未勝利は14試合に伸びた。だが、レビークルピ新監督の攻撃的な戦術は徐々に浸透している。鹿島戦では浦和から加入したMF矢島の初先発が決定的で、新戦力との連係が期待される倉田は「なるべくボールを持って、攻めている時間を長くしたい」。2人が機能すれば白星に近づく。【小杉舞】