J1柏レイソルは5日、明日6日に控えるACL1次リーグのホーム傑志(香港)戦へ向け、柏市内で調整した。

 4チームで戦うACL1次リーグでは、ここまで1分け1敗のE組3位。この試合で敗れると1次リーグ突破が厳しくなる状況で、選手らはホームでの勝ち点3獲得へ意気込んだ。

 主将のMF大谷秀和は「絶対に落とせないゲーム。(これまでのACLの)2試合で重ねられなかった勝ち点をしっかり重ねたいと思います」と話した。傑志には14年からC大阪で1年半プレーした元ウルグアイ代表FWフォルランが1月に加入。香港リーグ5試合5得点と好調を維持している。当時のリーグ戦でフォルラン擁するC大阪と対戦した大谷は「当時の印象で言えば、雰囲気だったり、ボールを持ったときの質は高いなという印象でした」と振り返った。

 フォルランにとっては15年以来の日本での公式戦となる。傑志ではFKのキッカーを任されるなど、中心選手としてチームを引っ張っており、この日の前日練習でも時折笑顔を見せながら体を動かし、好調ぶりをうかがわせた。大谷はフォルランの1発を警戒し「1人でゴールを奪う力がある選手は常に警戒しないといけないし、(これまでの)ACLの2戦はそういう選手にやられているので、しっかり抑えることが重要だと思います」と力を込めた。