川崎フロンターレが後半アディショナルタイムにPKを献上し、あと1歩で勝ち点3を逃した。F組3試合を終えて1分け2敗となり1次リーグ突破は依然苦しいままだ。

 先制したのは川崎F。前半28分にDFエウシーニョがゴール右からのミドルシュートを決めた。その後、集中力がやや欠けた前半の終盤36分にオウンゴールで同点に追いつかれた。

 後半は徐々にメルボルン・ビクトリーにラフプレーが目立つようになる中、10分にMF大島からFW小林へのパスで右サイドを崩し、最後は小林から中央でフリーになったDF登里にグラウンダーが渡り、これを決めて勝ち越した。

 このまま勝ちきるかと思われたアディショナルタイムで川崎FがPKを与えてしまい、今大会初勝利は目前で消えた。試合後の鬼木監督は「完全に崩された失点ではない。集中力を高めるなどして、しっかり勝ちきれる試合運びをしたい」と言い、同点に終わった無念さを押し殺しながらコメントした。