宮本恒靖監督(41)率いるG大阪U-23が、開幕戦で劇的な逆転勝利を飾った。前半5、7分にいきなり2失点。だが、後半に入ると流れは一変した。

 後半21分にMF食野(めしの)のゴールで1点返すと、同34分にはFW一美(いちみ)がゴール前の混戦からしっかり決めて追いついた。攻撃の手を緩めず試合終了間際の同44分、MF妹尾(せのお)のロングパスに食野が反応。カウンターからDF1人をかわして左足でど真ん中に決めた。

 G大阪はトップチームが公式戦17試合勝ちなしの泥沼状態。チーム状態が悪い中、若手を中心としたU-23が嫌な流れを払拭(ふっしょく)するような最高の形で結果を残した。