スペイン1部アトレティコ・マドリードからサガン鳥栖に新加入した元スペイン代表FWフェルナンドトレス(34)が15日、都内で会見を開いた。サポーターから呼ばれたい呼び名、ニックネームについて聞かれると「サポーターに決めて欲しい」と、世界的に呼ばれているニックネーム「神の子」に代わる新ニックネームを“公募”した。

 鳥栖のホーム、佐賀のメディアから「サポーターから、どのように呼んで欲しいか?」と聞かれると「チーム(とサポーター)に呼び名をつけてくれと言ったことはないです。皆さんから尊敬される選手になり、サポーターの皆さんが決めてくれればいいと思う」と答えた。

 その上で、世界的に呼称として知られる「神の子」について「17歳でデビューした時、サポーターから『神の子』と呼ばれていた。でも私は、今はもう、子どもではないので。違った名前になると思います」と言い、新たなニックネームをリクエストした。

 会見当日に来日したが、空港には多数のファンが駆け付けていたという。「温かい歓迎をしてもらった。期待に応えたいし、そうしたプレーを見せて、ある程度時間がたったら、サポーターの皆さんが決めてくれればいい」と、サポーターが自らのプレーを見て、ふさわしい名前をつけてくれればいいと笑顔で語った。【村上幸将】