サガン鳥栖がまた大型補強に成功した。クラブは24日、鹿島アントラーズから元日本代表FW金崎夢生(29)の獲得を発表した。元スペイン代表FWフェルナンドトーレス(34)の獲得に成功したばかり。J1通算253試合出場、54得点の金崎の加入でさらなる攻撃力向上を図る。

 金崎はクラブを通じ「1日でも早くチームに順応し、勝利に貢献したいと思います。チームのために全力で戦いますので、応援のほどよろしくお願いします」とコメントした。

 現在、クラブはJ2自動降格圏の17位と成績不振にあえいでいる。J1再開後も波に乗れず1分け1敗。トーレスを獲得したとはいえ、元コロンビア代表FWビクトル・イバルボ(28)が左膝前十字靱帯(じんたい)断裂の全治7カ月で今月23日に選手登録を抹消された。夏場の補強で、韓国Kリーグの蔚山から元日本代表FW豊田陽平(33)が復帰したが、チームにフィットできていない苦しい台所事情もある。

 巻き返しを模索する中、トーレスを軸にした得点力不足解消へ急展開で話がまとまった形だ。併せてセンターバックの韓国代表DF鄭昇■(24)の鹿島への完全移籍も発表された。

 金崎は今日25日にチーム合流し、26日に記者会見が行われる予定だ。

 ◆金崎夢生(かなざき・むう)1989年(平元)2月16日、三重県生まれ。滝川二から07年大分に加入。名古屋、ニュルンベルク(ドイツ)ポルティモネンセ(ポルトガル)などでもプレー。今季15試合7得点で、J1通算253試合54得点。日本代表通算11試合2得点。180センチ、70キロ。血液型A。

※■は火ヘンに玄