清水エスパルスの連勝が止まった。前半から積極的な守備が光ったが、後半ロスタイムにセットプレーから決勝点を献上。互角の戦いを演じていた一戦を失った。

 前半から積極的な守備は光った。MF金子翔太(23)とMF石毛秀樹(23)の両サイドハーフが前線から激しいプレスをかけ、ボールの出どころを封じた。同16分、DFフレイレ(28)が自陣でボールを奪われてピンチを迎えたが、GK六反勇治(31)が好セーブを見せてゴールを死守。ワールドカップ中断明けのリーグ再開後、3試合で1失点を誇る堅固な守備が機能した。

 ヤン・ヨンソン監督(58)は、ハーフタイムに「まだ満足していない。この試合をものにしよう」と指示。選手たちも同じ気持ちで、後半9分には、自陣からのカウンターからFW北川航也(22)がエリア内に進入した。鋭い切り返しから放った左足シュートが左ポストに直撃。同30分には、MFデューク(27)のシュートが右ポストに当たるなど、決定機は多く作ったが、ゴールは奪えずじまい。次節の川崎フロンターレ戦でホーム5連勝を狙う。【神谷亮磨】