J3静岡ダービーは、アスルクラロ沼津に軍配が上がった。ホームで藤枝MYFCに2-1。後半11分にDF徳武正之(27)がヘディングで先制点を挙げ、FW青木翔大(28)が11試合ぶりの得点で突き放した。

沼津が、DF2人で均衡を破った。0-0で迎えた後半11分に左サイドでFKを獲得。徳武はゴールへのイメージができていた。キッカーの砂森和也(28)が左足で鋭く曲がるボールを入れると、徳武がヘディングでゴール左隅に突き刺した。「いいボールがほしいタイミングできた。練習通りです」。ネットが揺れたのを確認するや、砂森のもとへダッシュ。抱き合って喜びを分かち合った。

5月の前回対戦でも徳武が決勝点を挙げ、1-0で勝利した。ダービー2戦連発になり、「ある意味持っているなと思いました」と胸を張った。

後半17分には、FW青木が11試合ぶりの得点を挙げ、守備陣も最少失点でライバルを退けた。次節のFC琉球戦に向け、徳武は「弾みがつく試合になりました」と手応えを口にした。【神谷亮磨】