大阪ダービーはガンバ大阪に軍配が上がった。ガンバ大阪は3年半ぶりにJ1の5連勝で、ダービーも3連勝。セレッソ大阪は6年半ぶりのダービー白星を挙げられなかった。

維持がぶつかり合う大阪ダービーらしく、前半から互いに攻勢をかけた。ホームのC大阪は前半2分、DF松田が右足でミドルシュートを放った。だが、相手の日本代表GK東口に阻まれた。2分後にはG大阪が反撃。敵陣でパスを回し最後はMF倉田がシュートを放ったがGKにキャッチされた。

G大阪は同23分、最大の決定機を迎える。累積警告で出場停止のエースFWファン・ウィジョに代わって先発したFWアデミウソンが倒れながら前線へパス。反応した倉田はGKと1対1になるが、決めきれなかった。

試合が動いたのは0-0のまま前半を終えるかと思われた同45分だった。中盤でボールを持った倉田が前線へふわりとしたパスを出すと、抜け出したアデミウソンがワンバウンドしたボールを右足でループシュート。GKが前に出た瞬間を見計らった華麗なシュートが決まり、先制した。この1点が決勝点となり、プライドがぶつかり合った一戦をG大阪が制した。

敗れたC大阪は公式戦5戦勝ちなしとなった。