ルヴァン杯4強に進出した湘南ベルマーレが8日、神奈川・平塚市内で柏レイソルとのルヴァン杯準決勝・第1戦(アウェー)に向け調整を行った。

ベガルタ仙台とのプレーオフ、セレッソ大阪との準々決勝は、ともにホームが第1戦だったが、今回はアウェーが第1戦。曹貴裁監督は「個人的には1回、アウェー始まりをしてみたいなとは思っていた。でも、どっちも難しさはあると思う」とし「目の前の試合で得点を取って勝つことが大事。最初から得点を狙ってやっていきたい」と攻撃的に戦う姿勢を明かした。

6日のアウェー鳥栖戦は、終盤に相手の猛攻を浴びたが1点のリードを守りきり勝ち点3を手にした。相手の柏も2位広島に快勝し、互いに勢いを持ったままルヴァン杯へ向かう。柏はFW伊東純也、FWオルンガが代表活動で不在。湘南もMF斎藤未月、DF石原広教がU-19日本代表で、柏から期限付き移籍中のMF秋野央樹が契約の関係上で出場できない。曹監督は「お互い代表で抜けたり、戦力で言うとマイナスから始めなくてはいけない」としながらも「ルヴァン杯もリーグも今そこに向かって準備してきた選手もたくさんいる。新しいパワーを持った選手が何人もいる」と総力戦への手応えを口にした。