27日のルヴァン杯決勝を負傷欠場したJ1横浜F・マリノスのFW遠藤渓太(20)が残りリーグ戦での雪辱を誓った。

2020年東京五輪世代の遠藤は主に左ウイングとして今季リーグ戦24試合に出場し、ルヴァン杯のニューヒーロー賞にも輝いた。湘南ベルマーレとの神奈川ダービーとなった決勝戦での活躍も期待されていたが、直前の20日のリーグ戦ガンバ大阪戦で左太もも裏を痛めて途中交代。ギリギリまで回復を試みたが、決勝戦前日に医療チームらの判断で起用を見送ることになり、スタンドからチームの勝利を願った。

しかし、チームは0-1で湘南に敗れ、元日の天皇杯決勝に続く準優勝という結果に終わった。遠藤は「上(スタンド)で見ている僕がこれだけ悔しいってことは、ピッチの選手や監督たちはもっと悔しかったと思う」と振り返り「決勝戦の舞台に立っていたかったが、けがをした自分が悪いし、何かしらの原因もあると思う。強くなって帰ってこれるように次の試合に向けてリハビリするだけ」と唇をかんだ。

11月3日のFC東京戦での復帰を目指し、この日の練習でもランニングなどで調整。状態は「だいぶ良くなってきている」と話した。リーグ戦残り4試合へむけ「ここで切り替えられるかだと思うし、そこが大事なところ。天皇杯も今回も、優勝を違うチームにされるのを目の前で見るのは悔しいけど、それを次の力にかえてやるしかない」と巻き返しを誓った。