第27回全日本高等学校女子サッカー選手権大会の組み合わせ抽選会が23日、都内で行われ、2連覇を狙う第1シードの藤枝順心（静岡）が1回戦で今夏の全国高校総体を制した強豪の常盤木学園（宮城）と対戦するなど、初戦から好カードがめじろ押しとなった。

優勝候補の藤枝順心と常盤木学園の対戦が決まると、会場はこの日一番のどよめきに包まれた。一方で、昨年度準優勝で第2シードの作陽（岡山）も、全国高校総体4強の前橋育英（群馬）と激突。他にも北信越王者の帝京長岡（新潟）と全国高校総体8強の神村学園、昨年度4強の大商学園と星槎国際湘南が初戦でぶつかるなど、つぶし合いのカードが並んだ。

作陽と前橋育英は昨年の同大会でも1回戦で激突。2－1で作陽が勝ち、そのまま勢いに乗って決勝まで進出した。作陽の中村萌愛主将（3年）は「当たるかなと思っていたら、やっぱり関東がきた。去年果たせなかった優勝ができるように全力で戦いにいこうと思います」と悲願の初優勝へ意気込んだ。対する前橋育英の塩崎裕衣（3年）は2年連続での顔合わせに驚き「くじを引いてびっくりしました。昨年は初戦敗退という悔しい結果で終わった。初優勝を目指して戦っていきたい」とリベンジを誓った。

第27回全日本高等学校女子サッカー選手権大会は来年1月3日から同13日まで兵庫県で開催される。