元日本代表FW玉田圭司(38)が6日、自身のインスタグラムで名古屋グランパス退団を明らかにした。クラブも同日、同選手の契約満了にともない、来季の契約を更新しないことを発表した。

インスタグラムで「今シーズンで退団することになりました。あまりにも突然だったので正直、頭を整理するのに少し時間がかかりました。2014年に1度退団し、その2年後に帰ってきて名古屋グランパスに誠心誠意を持ってやってきましたが、契約しないと伝えられた時には労いの言葉1つもなかったことにはがっかりしました」とつづり、突然の通告にショックを受けたとした。

しかし、名古屋での2年間は「とても刺激的でしたし、僕にとってすごくいい経験をさせて頂いたと思っています」と感謝の言葉をつづり、「シーズン終了後に皆さんから来年度の僕のユニホームを予約してくださったとの声を頂いて、来年にむけて頑張ろうと思っていたので、それを無駄にしないためにも前を向いていきたいです」と次への意欲を見せた。

玉田は習志野高(千葉)から99年に柏レイソル入り。06年に名古屋に移籍し、10年のJ1制覇に貢献。15年にセレッソ大阪へ完全移籍したが17年に名古屋に復帰。今季は24試合に出場し3得点。最終節の湘南ベルマーレとの大一番も先発し、後半40分までプレーしていた。

日本代表としてW杯は06年ドイツ、10年南アフリカと2大会連続出場。06年大会では1次リーグブラジル戦で得点を決めた。国際Aマッチ通算72試合16得点。