J3ギラヴァンツ北九州で就任会見を開いた小林伸二監督兼スポーツダイレクターの一問一答

-就任の心境は

小林監督 今、メンバーを見てどういうポジションに並べ、どう育てようかと思っている。経験ある指導者も集めたい。J1を知っているヘッドコーチとフィジカルコーチに来てもらい、一緒に夢を描きたいですね。あとGKコーチも呼びたい。

-就任理由は

小林監督 時間をかけて土台づくりをやってほしいと(クラブから)相談され、話に感銘を受けた。広島時代、スカウトをしていて高校生とか見ていたのが北九州だったしね。それに駅から近く、こんなに立派なスタジアムは全国にない。ここでサポーターと共有できればと考え、やってみたいと感じた。

-J3のイメージは

小林監督 日本のレベルは高くなってきたがまだJ3はレベルが低く、経験、技術がない。日本はW杯ロシア大会で少しはボールを回すことができた。それを指導者はJ3でもやろうとするが、結果が出ていない。ミスから失点している感じ。

-どういうチームを目指すか

小林監督 攻守に切り替えの速いサッカーです。ボールは回せるが裏への動きだしがないので、攻撃のバリエーションを落とし込みたい。得点は(今季の)1・5倍、失点は平均1点以内に抑えたい。(得点と失点の)アベレージを上げ、できるだけ上の順位につけたい。

-来季の目標は

小林監督 勝者のメンタリティーを植えつけ、チームをよみがえらせたい。いつもと違うぞと思えるようにできれば。集中して戦うシーズンにして、できるだけ上につけたい。

-来季の編成人数は

小林監督 少ないがフィールドプレーヤー22人、GK4人でいきます。けが人が出ない限りこれでいく。

-ベテランはどう使う

小林監督 ベテランも使い方がある。ベテランは大事なので、山形の時は90分でなく60分で外したりした。ラスト20分とかね。

-1年ぶりの現場復帰だが

小林監督 週3回の解説や高校生を指導したりした。世の中を見る経験はあると思っている。1年ぶりの現場だが、外から見たことを選手に伝えていきたい。アカデミーも含めクラブの土台づくりができれば。