帝京長岡が12年度大会以来、6大会ぶりの8強入りを決めた。長崎総合科学大付に2-1で勝った。全国選手権ベスト8は新潟県勢最高順位タイ。1-1の後半38分にMF田中克幸(2年)が勝ち越しのゴールを決めた。

帝京長岡の誰もが2試合連続のPK戦を覚悟した後半残り2分、MF田中の決勝点が生まれた。「セカンドボールが、この試合のキーポイントになる」と左ポスト付近に走り込んだMF田中の目の前にボールはこぼれてきた。左足シュートは右サイドネットを突き刺した。2日の2回戦では旭川実(北海道)と2-2のPK17-16で勝っていたが、古沢監督は「PK戦になっていたら負けると思っていた」。MF田中のゴールは指揮官の不安を吹き飛ばす価値あるゴールになった。