ブラジル1部パルメイラスからJ1清水エスパルスに完全移籍で加入したMFヘナト・アウグスト(27)が、鹿児島キャンプ2日目の1日、新加入会見に臨んだ。オレンジ色のユニホームに袖を通し「ずっと日本でプレーしたかった。夢がかなってうれしい」と喜びを語った。

185センチの大型ボランチは、先月23日から練習生としてチームに合流。29日の静岡産大との練習試合では、初実戦もこなした。「温かく迎えてくれただけでなく、技術が高い」とチームに好印象を示し、「1日でも早くなじんでいきたい」と決意を新たにした。

同ポジションは現在、MF河井陽介(29)とMF西村恭史(19)が負傷離脱中。新助っ人は、この日の戦術練習でも主力組に入るなど、開幕戦からキーマンとなる可能性がある。大榎克己GM(53)も「守備だけでなく、攻撃でも可能性がある。守備を考えて獲得したが、攻守で貢献してほしい」と期待を寄せた。

背番号は、初の国外移籍となったポルトガル1部モレイレンセで付けていた「22」に決めた。「ポルトガルの時に付けていて非常に調子が良かったので、今回も選んだ」と理由を明かしたヘナト。初のJリーグでも躍動する。【前田和哉】